《本記事の概要》「あなたの人生を変える睡眠の法則」という本を読みました.1日8時間眠るとすると,人生の1/3は眠っていることになります.それだけ時間をかけるコトですから,起きている残りの2/3を有意義に過ごすためにも,質の高い睡眠にしたいと思いませんか?   




あなたの人生を変える睡眠の法則

夜型→朝型になって驚いたこと

あなたは夜型人間ですか?それとも朝型人間ですか?私の身の回りには,圧倒的に夜型人間が多いです.夜型と言っても人それぞれイメージが違うかもしれませんが,ほぼ毎日,夜12時近くまで起きている人は夜型人間だと私は思っています.


私は学生の頃から起床時間はあまり変わっておらず,毎朝6時〜6時半くらいでした(後述しますが最近は5時起床です).そして,学生の頃と社会人になってから数年間は,毎晩11〜12時くらいに布団に入る”夜型人間”でした.


そんな夜型人間だった私の睡眠時間が変わったきっかけは,結婚したことでした.私の妻はよく眠る人で,夜10時には布団に入る習慣がありました.同じベッドで寝ているため,私が遅くまで起きて後から布団に入り,そのときに起こしてしまったら申し訳ないな・・・という思いから,私も夜10時には布団に入るようになりました.


そうすると,朝6時に起きるとすると8時間たっぷり寝られますから,翌日の日中はたとえ1日中つまらない会議だったとしても眠たくならなくなりました.睡眠時間が1〜2時間増えるだけでこんなに変わるものかと,すこし驚きました.



質の高い睡眠のために心がけるべき3つのこと

作業療法士である著者が書かれたあなたの人生を変える睡眠の法則によると,3つの習慣を取り入れれば質の高い眠りが得られるとのことでした.その3つとは・・・


1. 起床4時間以内に光を浴びること

人間が眠いと感じるときには,メラトニンという物質の分泌量が増えるそうです.そしてこのメラトニンというやつは,朝起きて光を浴びることで減らすことができるそうです.


浴びる光は当然太陽光が良くて,部屋の明かりと太陽光とでは10倍も20倍も明るさが違うそうです.明るい光を浴びるほどメラトニンの量が少なくなり,脳みそはスッキリとするそうです.確かに,朝カーテンを開けて太陽に向かって伸びをすると気持ちが良いものです.


2. 起床6時間後に目を閉じること

人間の体温には2種類あって,ひとつは風邪をひいたときなどに測る表面体温,もうひとつは直腸で測る深部体温(直腸体温)です.この深部体温というのは一定の周期で上がったり下がったりしているそうで,深部体温が下がるときに眠気の元となる物質が増えるそうです.


朝起きてから最初に眠くなってくる時間帯が起床から約6時間後くらいだそうです.6時起床の方はちょうど正午頃ですね.この時間帯に5分でもいいから目を閉じることで,眠気物質を減らすことができるそうです.


10〜15分ほど目を閉じて安静にするのがベストだそうですが,5分だけでも目を閉じることで午後からスッキリとした頭で活動ができるなら,この習慣を取り入れないのは勿体ないですね.


3. 起床11時間後に背筋を伸ばすこと

先ほどご紹介した深部体温ですが,夕方頃には高い温度になっています.それが起床11時間後くらい,つまり6時起床の方は夕方5時頃ということになります.この時間帯に眠ってしまうと,体温が下がってしまい,リズムが崩れてしまいます.


夕方や眠る数時間前は軽い運動や入浴などで体温を上げ,眠りにつくときに体温が下がっていくようなイメージをもてば,眠りにつきやすく,目覚めも良くなるそうです.本書では,夕方に5分くらい背筋を伸ばすことを勧めています.背中の筋肉を使うと,効率的に体温が上げられるようです.


おわりに

あなたの人生を変える睡眠の法則で紹介されていたのは,要するに”人間の身体の自然なリズムに合わせて休息と活動の時間をとる”ということだと思います.本書ではこのことを,科学的な視点を交えて説明してくれています.


私は今までに比べて早く布団に入るようになった分,朝早く起きれるようにもなりました.最近は5時には起床し,このブログでも紹介させていただいているように,たくさんの本を読む時間も確保できるようになりました.起きている時間に有意義な活動をするためにも,睡眠はとても重要だと思います.



最後まで読んでいただきありがとうございました.







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