《本記事の概要》ちきりん著 自分の時間を取り戻そうという本を読みました.自分の時間を取り戻すために必要な”生産性”という考え方.あなたはこの言葉を聞いて何を思い浮かべるでしょうか?日常生活で生産性を意識すれば,きっと今より豊かな生活が送れると思います.




自分の時間を取り戻そう

生産性とは

”生産性”という言葉を聞いて思い浮かべるのはどんなことでしょうか?日本では工場における生産活動をイメージする人が多いようです.生産性が高いと聞くと,すごいスピードでモノが作られているような様子を想像されるのですね.つまり,短時間で多くのモノが得られるということです.


もう少し抽象化して捉えると,”少ない投入資源でたくさんの成果を得る”ということですね.従って,1時間あたりに100個生産できるとか,1万円で100個作れるとか,1つで10個の機能が得られるとか,いかに少ない資源で大きな成果を得ることができるかということです.


自分の時間を取り戻そうの著者であるちきりんさんは,これからの時代における様々なことにおいて,この”生産性”が重要であると主張されます.自分の時間とは,自分自身のオリジナルな生き方・人生の楽しみ方とも言いかえられます.生産性を正しく理解することで,仕事に忙殺される超多忙生活から抜け出し,自分らしい楽しい生活を取り戻せるということです.


私も超多忙な仕事生活から抜け出すために,最近実践していることがいくつかあります.例えば,仕事が残っていても決まった時間に退社してしまいます.私が実践しているいくつかのことが本書でも紹介されていて,「このやり方は間違ってなかったかも」と確認でき,ちょっと自身も持てました.



日常生活の生産性

仕事の質を上げるために,仕事における生産性については私も少し考えはじめたところですが,日常生活での生産性はまだあまり考えたことがありませんでした.本書の中では仕事に限らず,日常生活における生産性にも触れられています.


たとえば”時間”と”お金”についいて・・・通勤時間は短い方が良いと思われる方が多いでしょう.一方,家賃は安いに越したことはありません.毎日会社まで1時間かけて電車通勤する人が,今より1万円高い家賃で会社から30分の場所に部屋を借りれば,通勤時間が半分になります.


月1万円で毎日片道30分(往復1時間),毎月20日間出勤するとしたら月20時間もの時間的余裕ができます.1日1時間でも自由時間が増えたら,なにか新しい趣味を始められるかもしれません.お金よりも時間を大事に思う人は,月に1万円の投資で多くの余裕時間が得られるのであれば,生産性が高いと思えるでしょう.


一方,お金の方が大事という人もいるでしょう.例えば私のような本好きであれば,「1万円あれば10冊近く本が買えるな」と思ってしまいます.毎日片道1時間の電車通勤だとしたら,その時間は本を読むのに最適な時間と考えれば,会社まで1時間の今の家も悪くないなと思えるわけです.こういう人にとっては,月に1万円で10冊の本を買う方が生産性が高いと言えます.


人それぞれ欲しいモノ・コトは違います.まずは自分の求めているモノ・コトは何なのかをきちんと把握すること,そしてそれに対してどれだけ資源(時間やお金など)を投入しているかを把握すること,これが大事だと,ちきりんさんは言われます.


おわりに

世の中のあらゆる物事を”生産性”というフィルターを通して見てみるという訓練をすると,自分に必要なモノや本当にやるべきことを判断するチカラが付いてきそうな気がしました.これからを生きるために必要なチカラですから,しっかり身につけたいと思いました.


ちきりん著 自分の時間を取り戻そうは本屋さんの店頭で見つけて購入(ジャケ買い)したのですが,そのとき一緒に伊賀泰代著 生産性という本も買いました.同じ出版社から同じ日に出版された本のようです.本屋にいるときは気がつかなかったですが,結果的にどちらも”生産性”の本でした.こちらはいま読んでいるところなので,またの機会にご紹介できればと思います.



最後まで読んでいただきありがとうございました.







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